Groonga 9.0.9リリース
Groonga 9.0.9をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
お知らせ
今回のバージョンからパフォーマンスが低下しているかもしれません。もし、以前よりパフォーマンスが低下していたら、是非、再現手順を報告してほしいです。
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
-
log クエリーログにレスポンスの送信時間も出力するよう改善しました。
-
status
status
コマンドのレスポンスに現在のジョブ数を追加しました。 -
groonga-httpd
$request_time
をサポートしました。- 以前のバージョンでは、
log_format
ディレクティブに$request_time
を指定しても、$request_time
の値は常に0でした。 - 今回のバージョンから、
$request_time
を指定した場合、 groonga-httpd は正しい時間を出力します。
- 以前のバージョンでは、
-
groonga-httpd
$request_time
の設定方法をドキュメントに追加しました。 -
Ubuntu 19.10(Eoan Ermine)をサポートしました。
-
CentOS 8をサポートしました。(実験的)
- CentOS 8向けのパッケージは開発用のパッケージが不足しているため、一部の機能が使えません。(例えば、
TokenMecab
が使えなかったり、JSON文字列からint32のベクターへのキャストが出来なかったりします。)
- CentOS 8向けのパッケージは開発用のパッケージが不足しているため、一部の機能が使えません。(例えば、
-
[tools]
index_column_diff
コマンドを簡単に実行するスクリプトを追加しました。- このスクリプトの名前は、index-column-diff-all.shです。
- このスクリプトは、Groongaのデータベースからインデックスカラムを抽出し、抽出したインデックスカラムに対して
index_column_diff
を実行します。
-
[tools]
object_inspect
コマンドを全てのオブジェクトに対して実行するスクリプトを追加しました。- このスクリプトの名前は、object-inspect-all.shです。
-
between
の最初の引数として値を指定すると、Groongaがクラッシュする問題を修正しました。
between
の最初の引数として値を指定すると、Groongaがクラッシュする問題を修正しました。
以下のようなケースでGroongaがクラッシュしていました。
table_create Users TABLE_HASH_KEY ShortText
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], true]
column_create Users age COLUMN_SCALAR Int32
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], true]
table_create Ages TABLE_HASH_KEY Int32
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], true]
column_create Ages user_age COLUMN_INDEX Users age
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], true]
load --table Users
[
{"_key": "Alice", "age": 12},
{"_key": "Bob", "age": 13},
{"_key": "Calros", "age": 15},
{"_key": "Dave", "age": 16},
{"_key": "Eric", "age": 20},
{"_key": "Frank", "age": 21}
]
# [[0, 1337566253.89858, 0.000355720520019531], 6]
select Users --filter 'between(14, 13, "include", 16, "include")'
さいごに
9.0.8からの詳細な変更点は9.0.9リリース 2019-10-30を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!