BloGroonga

2014-09-29

Groonga 4.0.6リリース

今日は肉の日ですね!Groonga 4.0.6 をリリースしました!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

今回は細かな改良と不具合修正が主な変更点です。

改良点は column_create でインデックスカラムを作成するときのエラーチェックを強化したことです。これまでは間違ったパラメーターを指定したときに不完全なインデックスカラムが作成されてしまいましたが、チェックを強化したことにより、問題にすぐに気付けるようになりました。

修正した不具合は次の通りです。

  • 類似文書検索でIDF(逆文書出現頻度)ではなくトークンIDを使ってしまっていた。
    • 参考:[groonga-dev,02731]
    • 三谷さんが報告してくれました。ありがとうございます!
    • 河田さんは動作検証に協力してくれました。ありがとうございます!
  • _key に複数のインデックスを張っているとレコード登録時にクラッシュする。
  • * で全文検索すると空文字列に対する前方一致検索となってしまう。
    • 参考:[groonga-dev,02796]
    • かずひこさんが報告してくれました。ありがとうございます!

他にも次のような新機能があります。

  • 類似文書検索時に検索対象に選ぶトークン数をユーザーが指定できるようにした。
  • mrubyを有効にしてビルドすると X > 0 && X <= 100 のような範囲検索のクエリーを最適化できるようにした。

Herokuユーザー向け情報

今回のリリースからMessagePackに対応したので Nroonga も使えます。使ってみた人は試した方法をブログにまとめてください!お願いします。

Debianユーザー向け情報

今回のリリースからDebian用パッケージはwheezyのみ提供で、jessieとsidのサポートはやめました。

イベントのお知らせ

11月29日(土)は、今年も「全文検索エンジンGroongaを囲む夕べ」を開催します!次のような内容になる予定なので、予定を空けておいてください!イベントページは近日公開予定です!

  • 開発者が今年一年の改善点を紹介
  • 開発者が今後の開発の方向性を紹介
  • Groongaを便利に使うためのツールやライブラリーを作っているユーザーがプロダクト紹介
  • ユーザーがGroongaに関することを紹介
  • 検索エンジン自作入門のサイン会(すでに購入している人は持ってきてください。)

イベント概要は次の通りです。

「ConoHa支援プログラム」の利用をはじました

Groongaは http://packages.groonga.org/ で各種パッケージを配布しています。そこのホストに ConoHa を利用することにしました。 ConoHa支援プログラム を利用しています。

GMOインタネットグループさんにはイベントでの会場提供(先日の ConoHa presents - Groonga "How-To" Talks も11/29のイベントもGMOインタネットグループさん提供の会場です!)だけでなく、サーバー面でも支援してもらってたいへん助かっています!ありがとうございます!

http://packages.groonga.org/ はデフォルトのCentOSではなく、Ubuntu 14.04にインストールし直して使っています。最初からインストールイメージが用意されているのですぐに入れ替えられました。あとは普通のサーバーとして使っています。 packages.groonga.orgのセットアップスクリプト はGitHubにあります。参考までに。

みなさんも ConoHa を試してみてはいかがでしょうか!

さいごに

4.0.5からの詳細な変更点は 4.0.6リリース 2014/09/29 を確認してください。

それでは、Groongaでガンガン検索してください!