Groonga 6.0.9リリース
今日は肉の日ですね。Groonga 6.0.9をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
今回のリリースでは、検索結果に影響のある不具合が修正されているので、6.0.3以降をお使いの方はアップグレードをおすすめします。
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
- インデックスを使った検索の不具合を修正しました
- groonga-httpdのlocationディレクティブで正規表現が使えるようになりました
インデックスを使った検索の不具合を修正しました
インデックスを使った検索に不具合があり、データの追加や削除、更新を繰り返してから検索すると、ヒットすべきデータなのにヒットしないことがある問題を修正しました。これは、Groonga 6.0.3以降で発生する可能性がある問題です。
そのため、現在6.0.3以降をお使いの方はGroonga 6.0.9への更新をおすすめします。
すぐに更新できない場合、以下の環境変数を設定することで問題を回避することができます。
GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE=no
この回避策を使ったときの注意点ですが、問題が修正されたバージョンにアップグレードしたときにこの環境変数を消すことを忘れないでください。この環境変数が設定されていると、
にある最適化が効かなくなります。
問題の経緯についてはメーリングリストのアーカイブをご覧ください。
- missing result with TokenBigramIgnoreBlankSplitSymbolAlpha (groonga-dev, 04107) - Groonga - fulltext search engine. (グルンガ) - OSDN
- Re: missing result with TokenBigramIgnoreBlankSplitSymbolAlpha (groonga-dev, 04109) - Groonga - fulltext search engine. (グルンガ) - OSDN
- Re: missing result with TokenBigramIgnoreBlankSplitSymbolAlpha (groonga-dev, 04110) - Groonga - fulltext search engine. (グルンガ) - OSDN
groonga-httpdのlocationディレクティブで正規表現が使えるようになりました
groonga-httpdの設定ファイルのlocationディレクティブで正規表現を指定できるようになりました。
location ~ ^/d/(load|delete) {
groonga on;
groonga_base_path /d/;
# 以下ホストに関する設定
}
上記のような設定で、特定のホストでloadとdeleteのみを許可する、というのを実現できるようになりました。
お知らせ
「MySQLとPostgreSQLと日本語全文検索3」開催のお知らせという記事でもお伝えしましたが、9月29日(今日!)に日本語全文検索を取りあげたイベントが開催されます。第3回となるイベントですが、今回でこのシリーズの最終回です。
- MySQLとPostgreSQLと日本語全文検索3
- 2016-09-29(金)19:30 - 21:30 DMM.comラボ 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー21階 (DMM.comラボ)
- MySQLで日本語全文検索する方法とその利用事例、PostgreSQLで日本語全文検索する方法とその利用事例を紹介するイベントです。
人数に余裕があるので、当日参加でも大丈夫です。興味があればぜひご参加ください!
さいごに
6.0.8からの詳細な変更点は6.0.9リリース 2016-09-29を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!