Groonga 11.1.0リリース
Groonga 11.1.0をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
改良
-
load ISO 8601 形式をサポートしました。
この変更によって、
load
は、以下のフォーマットをサポートします。- YYYY-MM-ddThh:mm:ss.sZ
- YYYY-MM-ddThh:mm:ss.s+10:00
- YYYY-MM-ddThh:mm:ss.s-10:00
この構文の
T
とZ
の代わりにt
とz
を使うこともできます。-
の代わりに/
を使うこともできます。 ただし、/
は、ISO 8601 形式ではないことに注意してください。/
は互換性のためにサポートしています。 -
select 新しい
query_flags
DISABLE_PREFIX_SEARCH
を追加しました。以下のように、
DISABLE_PREFIX_SEARCH
によって、前方一致検索の演算子の^
と*
を検索キーワードとして使えます。 この機能は、^
や*
を含むドキュメントを検索したい時に便利です。table_create Users TABLE_PAT_KEY ShortText load --table Users [ {"_key": "alice"}, {"_key": "alan"}, {"_key": "ba*"} ] select Users \ --match_columns "_key" \ --query "a*" \ --query_flags "DISABLE_PREFIX_SEARCH" [[0,0.0,0.0],[[[1],[["_id","UInt32"],["_key","ShortText"]],[3,"ba*"]]]]
table_create Users TABLE_PAT_KEY ShortText load --table Users [ {"_key": "alice"}, {"_key": "alan"}, {"_key": "^a"} ] select Users \ --query "_key:^a" \ --query_flags "ALLOW_COLUMN|DISABLE_PREFIX_SEARCH" [[0,0.0,0.0],[[[1],[["_id","UInt32"],["_key","ShortText"]],[3,"^a"]]]]
-
select 新しい
query_flags
DISABLE_AND_NOT
を追加しました。以下のように、
DISABLE_AND_NOT
によって、AND NOT
の演算子の-
を検索キーワードとして使えます。 この機能は、-
を含むドキュメントを検索したい時に便利です。table_create Users TABLE_PAT_KEY ShortText load --table Users [ {"_key": "alice"}, {"_key": "bob"}, {"_key": "cab-"} ] select Users --match_columns "_key" --query "b - a" --query_flags "DISABLE_AND_NOT" [[0,0.0,0.0],[[[1],[["_id","UInt32"],["_key","ShortText"]],[3,"cab-"]]]]
修正
- [ブラウザーベースの管理ツール] レコード一覧の管理モードのチェックボックスにチェックを入れても、 非管理モードに入力された検索クエリーが送信される問題を修正しました。
既知の問題
-
現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。
-
*<
と*>
は、filter条件の右辺にquery()
を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、*<
と*>
は&&
として機能します。'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'
-
GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE
が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。
さいごに
詳細については、以下のお知らせも参照してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!