BloGroonga

2014-05-29

Groonga 4.0.2リリース

先月はドキュメント以外の変更がなかったのでリリースしませんでしたが、今月は Groonga 4.0.2 をリリースします!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

今回のリリースでの新機能は次の通りです。

tokenizer_listnormalizer_list の追加は管理画面の改良を見越してのものです。これらは @naoa_yさん が書いてくれました。ありがとうございます!

エラー発生時のHTTPレスポンスの挙動が少し変わりました。これまでは、 select コマンドの --query オプションの値などでシンタックスエラーが発生した場合はHTTPのステータスコードとして 500 (Internal Server Error)を返していましたが、このケースはサーバーに問題があるのではなくクライアント側に問題があるので 400 (Bad Request)を返すようにしました。 500 に依存したコードを書いている人は注意してください。

Muninプラグインが groonga-httpd をサポートしました。基本的には何も変更せずに使えるはずです。うまく動かない場合は groonga-dev で相談してください。

また、インデックスまわりのクラッシュバグの修正も入っています。Groonga・Mroonga問わず、マルチカラムインデックスを使っていて、100万件以上レコードを入れている場合は問題が発生しやすい問題です。心当たりがある人はアップグレードをオススメします。

Herokuで使えるようになりました

実は、数年前にHerokuでGroongaを使うための Groongaビルドパック を作っていたのですが、最新のGroongaを使えるように更新しました。

次のようにビルドパックを指定するとアプリケーションでGroongaが使えるようになります。デフォルトでは、 groonga-httpd が起動します。

% heroku create --buildpack https://codon-buildpacks.s3.amazonaws.com/buildpacks/groonga/groonga.tgz

このビルドパックを使うアプリケーションは groonga/ ディレクトリーの中に *.grn というファイルを作り、そこにGroongaコマンドを書いてください。 git push heroku master したときにそれらのファイルをデータベースにロードします。

また、Herokuで Rroonga を使うための Rroongaビルドパック も作成しました。このビルドパックの詳細は HerokuでRroongaを使う方法 - ククログ(2014-05-28) を参照してください。

デプロイしやすくなりました

実は、1年ほど前から ChefでGroongaをデプロイするためのcookbook を公開しているのですが、最近、AnsibleでGroongaをデプロイするためのplaybook が増えました。作者は @cosmo__さん です。

Groongaをデプロイするときは活用してください。

イベントのお知らせ

来月、次のGroonga関連イベントがあります。都合のつくGroongaユーザーのみなさんはぜひ参加してください!

さいごに

4.0.1からの詳細な変更点は 4.0.2リリース 2014/05/29 を確認してください。

それでは、Groongaでガンガン検索してください!