Groonga 4.0.2リリース
先月はドキュメント以外の変更がなかったのでリリースしませんでしたが、今月は Groonga 4.0.2 をリリースします!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
今回のリリースでの新機能は次の通りです。
- 夏時間のサポート。
- tokenizer_list コマンドの追加。(実験的)
- normalizer_list コマンドの追加。(実験的)
tokenizer_list
と normalizer_list
の追加は管理画面の改良を見越してのものです。これらは @naoa_yさん が書いてくれました。ありがとうございます!
エラー発生時のHTTPレスポンスの挙動が少し変わりました。これまでは、 select コマンドの --query
オプションの値などでシンタックスエラーが発生した場合はHTTPのステータスコードとして 500
(Internal Server Error)を返していましたが、このケースはサーバーに問題があるのではなくクライアント側に問題があるので 400
(Bad Request)を返すようにしました。 500
に依存したコードを書いている人は注意してください。
Muninプラグインが groonga-httpd をサポートしました。基本的には何も変更せずに使えるはずです。うまく動かない場合は groonga-dev で相談してください。
また、インデックスまわりのクラッシュバグの修正も入っています。Groonga・Mroonga問わず、マルチカラムインデックスを使っていて、100万件以上レコードを入れている場合は問題が発生しやすい問題です。心当たりがある人はアップグレードをオススメします。
Herokuで使えるようになりました
実は、数年前にHerokuでGroongaを使うための Groongaビルドパック を作っていたのですが、最新のGroongaを使えるように更新しました。
次のようにビルドパックを指定するとアプリケーションでGroongaが使えるようになります。デフォルトでは、 groonga-httpd が起動します。
% heroku create --buildpack https://codon-buildpacks.s3.amazonaws.com/buildpacks/groonga/groonga.tgz
このビルドパックを使うアプリケーションは groonga/
ディレクトリーの中に *.grn
というファイルを作り、そこにGroongaコマンドを書いてください。 git push heroku master
したときにそれらのファイルをデータベースにロードします。
また、Herokuで Rroonga を使うための Rroongaビルドパック も作成しました。このビルドパックの詳細は HerokuでRroongaを使う方法 - ククログ(2014-05-28) を参照してください。
デプロイしやすくなりました
実は、1年ほど前から ChefでGroongaをデプロイするためのcookbook を公開しているのですが、最近、AnsibleでGroongaをデプロイするためのplaybook が増えました。作者は @cosmo__さん です。
Groongaをデプロイするときは活用してください。
イベントのお知らせ
来月、次のGroonga関連イベントがあります。都合のつくGroongaユーザーのみなさんはぜひ参加してください!
- Groongaドキュメント読書会2
- Groongaのオンラインドキュメント を読んでGroongaの理解を深めることを目的としたイベント。
- 日時: 2014-06-03(火) 20:00開始
- 場所: 募集中!(06-01(月)までに場所を見つけられなかったら延期するかもしれません。。。)
- 全文検索エンジンGroongaユーザ勉強会@神戸
- 神戸近辺でGroonga、Mroonga、Rroonga、他Groonga関連プロダクトに関する情報交換をすることを目的としたイベント。
- 日時: 2014-06-27(金) 19:00開始
- 場所: 三宮駅から徒歩20分くらいの場所にある KIITO。
さいごに
4.0.1からの詳細な変更点は 4.0.2リリース 2014/05/29 を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!