Groonga 7.0.4リリース
今日は肉の日ですね!
Groonga 7.0.4をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
- Debian 9 (stretch)のサポート
- grndbにログオプション追加
- クエリのパフォーマンスの改善
Debian 9 (stretch)のサポート
今回のリリースでは、今月リリースされたDebian 9 (stretch)のサポートを追加しました。
インストール手順の詳細についてはインストール方法(stretch)を参照してください。
grndbにログオプション追加
grndbはデータベースのメンテナンス用のツールです。 grndb check でデータベースの状態をチェックし、問題があれば報告します。また grndb recover で可能なら修復することもできます。
今回のリリースでは、 grndb
の実行ログを保存するためのオプション --log-level
と --log-path
を追加しました。
クエリのパフォーマンスの改善
今回のリリースでは、いくつかのパターンのクエリのパフォーマンスを改善しました。
- "固定長カラム(Int8など) 演算子 定数"というクエリの高速化
- in_recordsの高速化("カラム 演算子 値 && カラム 演算子 値 && …"というクエリの高速化)
前者はカラムアクセスの処理の一部を省略することで高速化しました。演算子は ==
, !=
, <
, >
, <=
と >=
に対応しています。
後者はオブジェクトを大量に作らないようにすることで高速化しました。mrubyで実装していた箇所はオーバーヘッドが大きかったためCで実装するようにしています。
さいごに
7.0.3からの詳細な変更点は7.0.4リリース 2017-06-29を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!