BloGroonga

2015-02-09

PGroonga(ぴーじーるんが) 0.3.0リリース

今日は年に一度の肉の日ですね!

PostgreSQLからGroongaを使えるようにするPGroongaの0.3.0をリリースしました!

PGroongaについてやPGroongaと他の類似システムとの違いについてはPGroonga 0.2.0のリリースアナウンスを参考にしてください。

0.3.0は0.2.0と互換性がありません。そのため、PGroonga用のインデックスを再作成する必要があります。具体的な手順は次の通りです。

-- まずPGroongaを更新する。その後で↓を実行する。
DROP EXTENSION pgroonga CASCADE;
CREATE EXTENSION pgroonga;
-- ↑のDROP EXTENSION CASCADEでpgroonga用のインデックスも消えるので
-- インデックスを作成し直す。

0.3.0での変更点

0.3.0での新機能は次の通りです。

  • エンコーディング情報を反映するようになった。
  • トークナイザーをカスタマイズできるようになった。MeCabを使った形態素解析ベースのトークナイザーも使えます。
  • ノーマライザーをカスタマイズできるようになった。
  • ロックを減らした。
  • 内部で保存しているカラムの値をLZ4で圧縮するようにした。
  • 全文検索用以外のインデックスもサポートした。B-treeインデックスの代わりにも使える。(CREATE INDEXUSING pgroongaを指定するだけでB-treeインデックスと同じように使える。)
  • Ubuntu 14.10用のパッケージを用意した。

0.2.0リリース後の反応

おねがい

PGroongaはまだ開発が始まったばかりのソフトウェアです。Groongaをベースにしているため全文検索エンジンとして優秀な性能と安定性を揃えていますが、PostgreSQLとの連携部分はまだ発展途上です。Groongaの性能を活かしきてれているかベンチマークをしたり、PostgreSQLらしく使えるか動作検証をしたりといった形で開発への協力をお願いします。検証結果はブログにまとめるなどWeb上に公開してしてもらえると参照しやすくて助かります。

まとめ

最新のPostgreSQLでGroongaを使えるようにするPGroongaの新しいバージョンをリリースしました。PostgreSQLで日本語全文検索をしたいという方はぜひ試してみてください!