Groonga 12.0.6リリース
Groonga 12.0.6をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
改良
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groonga-delta用の新しいMuninプラグインを追加しました。
このプラグインによって、以下の項目を監視できます。
groonga-delta-importがローカルのストレージ上の.grnファイルをインポートできているかどうか。groonga-delta-importがMySQLの差分データをインポートできているかどうか。groonga-delta-applyがインポートしたデータを適用できているかどうか。- 適用したデータの総サイズ。
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column_copy 重み付きベクターをサポートしました。
以下のように、重み付きベクターの値を
column_copyでコピーできます。table_create Tags TABLE_HASH_KEY ShortText [[0,0.0,0.0],true] table_create CopyFloat32Value TABLE_HASH_KEY ShortText [[0,0.0,0.0],true] column_create CopyFloat32Value source_tags COLUMN_VECTOR|WITH_WEIGHT|WEIGHT_FLOAT32 Tags [[0,0.0,0.0],true] column_create CopyFloat32Value destination_tags COLUMN_VECTOR|WITH_WEIGHT|WEIGHT_FLOAT32 Tags [[0,0.0,0.0],true] load --table CopyFloat32Value [ { "_key": "Groonga is fast!!!", "source_tags": { "Groonga": 2.8, "full text search": 1.5 } } ] [[0,0.0,0.0],1] column_copy CopyFloat32Value source_tags CopyFloat32Value destination_tags [[0,0.0,0.0],true] select CopyFloat32Value [ [ 0, 0.0, 0.0 ], [ [ [ 1 ], [ [ "_id", "UInt32" ], [ "_key", "ShortText" ], [ "destination_tags", "Tags" ], [ "source_tags", "Tags" ] ], [ 1, "Groonga is fast!!!", { "Groonga": 2.8, "full text search": 1.5 }, { "Groonga": 2.8, "full text search": 1.5 } ] ] ] ] -
Ubuntu Ubuntu 21.10 (Impish Indri) のサポートをやめました。
Ubuntu 21.10 は、2022年7月でEOLとなったためです。
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Debian Debian 10 (buster) のサポートをやめました。
Debian 10 は、2022年8月でEOLとなるためです。
修正
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n_workersオプションを使ってドリルダウンを並行して実行したときにGroongaがクラッシュすることがある問題を修正しました。 -
select
--filterに非常に長い式を指定するとシンタックスエラーになる問題を修正しました。今まで
--filter用のスタックサイズを100にしていたため発生していました。
既知の問題
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現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。
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*<と*>は、filter条件の右辺にquery()を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、*<と*>は&&として機能します。'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"' -
GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLEが原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。
さいごに
詳細については、以下のお知らせも参照してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!