7.3.59. status#

7.3.59.1. 概要#

status はこのリクエストを処理しているコンテキストの現在のステータスを返します。

コンテキストはリクエストを処理する単位です。通常、各スレッドごとにコンテキストを作ります。

7.3.59.2. 構文#

このコマンドに引数はありません:

status

7.3.59.3. 使い方#

以下は簡単な使用例です。

実行例:

status
# [
#   [
#     0,
#     1337566253.89858,
#     0.000355720520019531
#   ],
#   {
#     "alloc_count": 29,
#     "starttime": 1696558618,
#     "start_time": 1696558618,
#     "uptime": 0,
#     "version": "2.9.1",
#     "n_queries": 0,
#     "cache_hit_rate": 0.0,
#     "command_version": 1,
#     "default_command_version": 1,
#     "max_command_version": 3,
#     "n_jobs": 0,
#     "features": {
#       "nfkc": true,
#       "mecab": true,
#       "message_pack": true,
#       "mruby": true,
#       "onigmo": true,
#       "zlib": true,
#       "lz4": true,
#       "zstandard": true,
#       "kqueue": false,
#       "epoll": true,
#       "poll": false,
#       "rapidjson": true,
#       "apache_arrow": true,
#       "xxhash": true,
#       "blosc": true,
#       "back_trace": true,
#       "reference_count": false
#     },
#     "apache_arrow": {
#       "version_major": 2,
#       "version_minor": 9,
#       "version_patch": 1,
#       "version": "2.9.1"
#     },
#     "memory_map_size": 2929,
#     "n_workers": 0,
#     "default_n_workers": 0
#   }
# ]

このリクエストを処理しているコンテキストの現在のステータスを返します。詳細は 戻り値 を参照してください。

7.3.59.4. 引数#

このセクションではすべての引数について説明します。

7.3.59.4.1. 必須引数#

必須の引数はありません。

7.3.59.4.2. 省略可能引数#

省略可能な引数はありません。

7.3.59.5. 戻り値#

このコマンドはオブジェクトとして現在のステータスを返します。:

[
  HEADER,
  {
    "alloc_count": ALLOC_COUNT,
    "cache_hit_rate": CACHE_HIT_RATE,
    "command_version": COMMAND_VERSION,
    "default_command_version": DEFAULT_COMMAND_VERSION,
    "max_command_version": MAX_COMMAND_VERSION,
    "n_queries": N_QUERIES,
    "start_time": START_TIME,
    "starttime": STARTTIME,
    "uptime": UPTIME,
    "version": VERSION,
    "n_jobs": N_JOBS,
    "features": FEATURES,
    "apache_arrow": APACHE_ARROW_INFORMATION,
    "memory_map_size": MEMORY_MAP_SIZE,
    "n_workers": N_WORKERS,
    "default_n_workers": DEFAULT_N_WORKERS
  }
]

HEADER については 出力形式 を参照してください。

以下は値の説明です。実際の値は 使い方 を参照してください。

キー

説明

alloc_count

まだ解放されていないメモリーブロックの数です。もし、この値が継続的に増えていっているならメモリーリークがあるかもしれません。

1400

cache_hit_rate

このGroongaプロセスがキャッシュを使って返したレスポンスの割合です。もし、10リクエストのうち7つのレスポンスはキャッシュを使ったなら、 cache_hit_rate70.0 になります。この割合はキャッシュをサポートしているコマンドを使ったリクエストのみで計算します。

以下はキャッシュをサポートしているコマンドです。

29.4

command_version

このコンテキストが使っている コマンドバージョン です。

1

default_command_version

このGroongaプロセスのデフォルト コマンドバージョン です。

1

max_command_version

このGroongaプロセスがサポートしている最大 コマンドバージョン です。

2

n_queries

このGroongaプロセスが処理したリクエスト数です。ただし、キャッシュをサポートしたコマンドを使ったリクエストだけを数えます。

以下はキャッシュをサポートしているコマンドです。

29

start_time

バージョン 5.0.8 で追加.

このGroongaプロセスが起動した時間です。UNIX時間です。

1441761403

starttime

バージョン 5.0.8 で非推奨: 代わりに start_time を使ってください。

1441761403

uptime

このGroongaプロセスが起動してから経過した時間です。単位は秒です。

たとえば、 2166392.5 (= 216639 / 60 / 60 / 24 = 2.507 )日という意味です。

216639

version

このGroongaプロセスのバージョンです。

5.0.7

n_jobs

未処理のジョブ数です。

0

features

バージョン 10.0.1 で追加.

Groongaの機能と、その機能が有効かどうかの一覧です。

{
   "nfkc": true,
   "mecab": true,
   "message_pack": true,
   "mruby": true,
   "onigmo": true,
   "zlib": true,
   "lz4": false,
   "zstandard": false,
   "kqueue": false,
   "epoll": true,
   "poll": false,
   "rapidjson": false,
   "apache_arrow": false,
   "xxhash": false,
   "blosc": true,
   "back_trace": true,
   "reference_count": false
}

apache_arrow

バージョン 10.0.1 で追加.

Groongaの使用しているApache Arrowの情報です。Apache Arrowが有効な場合のみ表示されます。

{
   "version_major": 2,
   "version_minor": 0,
   "version_patch": 0,
   "version": "2.0.0"
}

memory_map_size

このGroongaプロセスのメモリーマップサイズの合計です。単位はバイトです。

2929

n_workers

バージョン 13.1.2 で追加.

このコンテキストで設定されている n_workers の値です。

0

default_n_workers

バージョン 13.1.2 で追加.

このGroongaプロセスのデフォルト n_workers の値です。

0