PostgreSQL用高速日本語全文検索モジュールPGroonga(ぴーじーるんが) 2.0.3リリース
PostgreSQLで高速日本語全文検索をできるようにするPGroongaの2.0.3をリリースしました!
新規ユーザーの方は、PGroonga 2.0.2のリリースアナウンスのPGroongaについても参照してください。
ハイライト
2.0.3でのハイライトは次の通りです。
-
サブ
SELECT
のパフォーマンスが向上 -
text[]
の更新パフォーマンスが向上 -
pgroonga_jsonb_full_text_search_ops_v2
演算子クラスの追加(JSON内のテキストだけを検索する場合はjsonb
型のデフォルトの演算子クラスよりも高速) -
WAL関連の機能強化
-
オンラインバックアップの実現を支援する機能を追加
timestamp (without time zone)
型のインデックスの修正- アップグレード後にインデックスの再作成が必要
pgroonga_text_array_full_text_search_ops_v2
演算子クラスの修正- アップグレード後にインデックスの再作成が必要
アップグレード
以前のバージョンと互換性があるので互換性がある場合の手順でアップグレードできます。
ただし、以下のPGroongaのインデックスはアップグレード後に再作成する必要があるので注意してください。
-
timestamp (without time zone)
型のカラムのインデックス -
pgroonga_text_array_full_text_search_ops_v2
演算子クラスを使っているインデックス- この演算子クラスは
text[]
型のデフォルトの演算子クラスなので演算子クラスを指定していない場合は対象になります。
- この演算子クラスは
インデックスの再作成にはREINDEX
が便利です。
REINDEX INDEX インデックス名;
機能強化
今回のリリースでの機能強化の詳細はリリースノート内のリンクを参照してください。
サポートサービス
PGroongaのサポートサービスを提供しています。インデックスや検索の設計方法に関するコンサルティングやトラブル時の調査、パフォーマンス改善・新機能追加などの技術支援など、PGroongaに関わるサポートが必要な場合はご相談ください。
まとめ
PGroongaの新しいリリースを紹介しました。運用面で便利な機能が増えています。
ここで紹介したもの以外の変更点はリリースノートを参照してください。
PostgreSQLで高速に日本語全文検索をしたいという方はPGroongaを使ってガンガン検索してください!