BloGroonga

2013-01-08

先月12/29にgroonga 2.1.0をリリースしましたが、その直後に2.1.1をリリースしました。 このリリースはバグフィックスリリースで、 KEY_NORMALIZE 関連の深刻なバグを修正しました。

groonga 2.1.1リリース

2012-12-29に groonga 2.1.1 をリリースしました。

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール 2.1.0からの変更点は 2.1.1リリース 2012/12/29 をご覧ください。

今回のリリースはバグフィックスリリースです。次に修正されたバグについて説明します。

KEY_NORMALIZE関連の情報が失われるバグについて

1つ前のバージョンである2.1.0には、2.0.9以前で作成したデータベースを開くと、データベース中の KEY_NORMALIZE 関連の情報が失われてしまうバグがありました。( KEY_NORMALIZE を使っていないデータベースでは問題ありません。) KEY_NORMALIZEtable_createコマンドのflagsオプション に指定する値です。2.1.0から --normalizer オプションが追加されたことにともなって非推奨になり、代わりに --normlizer オプションに NormalizerAuto を指定するようになりました。 この変更によって、データベース内のテーブルの flags オプションに KEY_NORMALIZE オプションが指定されていた場合は、データベースを開く際に --normalizer オプションに NormalizerAuto が指定されたように flags の値をgroonga内部で修正するようにしました。しかし、この時の処理に不具合があり、 flags の値が正しく修正されていませんでした。そのため KEY_NORMALIZE が設定されてないとみなしてしまい、情報が消えてしまう結果になりました。

このバグを、2.1.1では修正しました。もし、2.1.0を使用している場合はアップデートして2.1.1を利用するようにしてください。

2.0.9以前のデータベースを開く際の注意点

--normalizer オプションの追加にともなって、2.0.9以前のgroongaで作成したデータベースを開く際に注意点があります。 --normalizer オプションの副作用により、1度でも2.0.9以前( --normalizer オプションがサポートされる前)のgroongaで作成したデータベースを開くと、2.0.9以前のgroongaではデータベースを開けなくなります。 複数のバージョンのgroongaを同時に使わないようにご留意をお願いします。

さいごに

2.1.0では、他にもコマンドリストでの継続行サポートや、 snippet_html() 関数での引数への式のサポートなど、いろいろ改善が行われました。 詳しくは 2.1.0リリース時の変更点 をご覧ください。

それでは、groongaを使ってガンガン検索してください!