Groonga 5.0.6リリース
今日は肉の日ですね。Groonga 5.0.6 をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
今月はパッケージまわりやプラグインまわりの更新が多くあります。 ニュースの各項目の先頭にタグがついているので、そこに自分の用途に該当する項目があった場合はアップデートを検討してください。 不明点はメーリングリストやGitHub Issuesなどでご質問ください。
今回のリリースの主なトピックは次の通りです。
- Ubuntu 14.10 Utopicのサポート終了
- ベクターカラムまわりの改善
- shardingプラグインの更新(非互換含む)
Ubuntu 14.10 Utopicのサポート終了
Ubuntu 14.10(Utopic Unicorn)のサポート期間が2015年7月23日で終了したので、Groongaもサポートをやめました。 具体的には、PPAで提供しているパッケージが前バージョンの5.0.5を最後に更新されなくなります。 お早めに新しいバージョン(15.04など)へアップグレードされることをおすすめします。
ベクターカラムまわりの改善
ベクターカラムまわりがいろいろと改善されて使いやすくなりました。
例えば、参照ベクターカラムの静的なインデックス構築(データをロードしてからインデックスを作成した場合に適用される構築方法)をサポートしたり、インデックスがなくてもselect
コマンドの--filter
引数の@
演算子で検索できるようになったりしています。
詳細はニュースや以下のリファレンスをご覧ください。
shardingプラグインの更新(非互換含む)
実験的な位置づけですが、shardingというプラグインがあります。 今月はこのプラグインまわりがいろいろと更新されました。
shardingプラグインを簡単に説明すると、複数のテーブルを1つのテーブルとして扱うことができるプラグインです。 複数のテーブルに分けることで、テーブルの最大レコード数などの制限を回避できるなどのメリットがあります。 ただし、テーブル名は命名規則に従って付ける必要があるなどの制約はあります。
詳細はニュースや以下のリファレンスをご覧ください。
- 7.3.22. logical_count — Groonga v5.0.6ドキュメント
- 7.3.25. logical_select — Groonga v5.0.6ドキュメント
- 9. 制限事項 — Groonga v5.0.6ドキュメント
なお、shardingプラグインはmrubyで書かれています。 Groongaにはmrubyでプラグインを書くためのAPIが含まれており、今月はそれらのAPIもかなり更新されています。
さいごに
5.0.5からの詳細な変更点は 5.0.6リリース 2015-07-29 を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!