Groonga 13.0.1リリース
Groonga 13.0.1をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
改良
-
ノーマライザー
NormalizerNFKC*
に新しいオプションを追加しました。以下のオプションを追加しました。これらのオプションはすべての
NormalizerNFKC
で使えます。 これらのオプションの詳細は、 NormalizerNFKC150 を参照してください。unify_kana_prolonged_sound_mark
unify_kana_hyphen
unify_katakana_trailing_o
-
MessagePack v6.0.0 をサポートしました。
今まで、Groongaは
configure
またはcmake
実行時にMessagePack v6.0.0以降のMessagePackを検出できませんでした。 このリリースから、MessagePackがv6.0.0以降であっても検出できるようになります。
修正
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highlight_html
loose_symbol=true
の時にハイライト位置がずれることがある問題を修正しました。 -
Normalizers
NormalizerNFKC
が不正な正規化をする問題を修正しました。この問題は、
unify_kana_case
とunify_katakana_v_sounds
を同時に使う場合に発生します。例えば、
unify_kana_case
とunify_katakana_v_sounds
を同時に使うとき、ヴァ
がバア
にノーマライズされていました。しかしヴァ
はバ
と正規化されるべきです。これは、
unify_kana_case
でヴァ
がヴア
と正規化され、その後、unify_katakana_v_sounds
によってヴア
がバア
と正規化されていたことが原因です。unify_katakana_v_sounds
がunify_kana_case
より前に適用されるように修正しました。以下は以前のバージョンでの問題の発生例です。
normalize \ 'NormalizerNFKC150("unify_katakana_v_sounds", true, \ "unify_kana_case", true)' \ "ヴァーチャル" #[ # [ # 0, # 1678097412.913053, # 0.00019073486328125 # ], # { # "normalized":"ブアーチヤル", # "types":[], # "checks":[] # }
このバージョンから、
ヴァーチャル
はバーチヤル
にノーマライズされます。
既知の問題
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現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。
-
*<
と*>
は、filter条件の右辺にquery()
を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、*<
と*>
は&&
として機能します。'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'
-
GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE
が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。
さいごに
詳細については、以下のお知らせ、リリース自慢会も参照してください。
リリース自慢会は、リリースノートを見ながら、Groongaの新機能・バグ修正を開発者が自慢する会です。
毎月リリースされている最新バージョンについて、開発者的に「これ!」という機能や、「ここをがんばった!」ということを紹介しています。 Liveチャットでコメントも受け付けていますので、気になっていることを質問したり、気になっていたあの機能について聞いたりすることも可能です。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!