BloGroonga

2023-03-24

Groonga 13.0.1リリース

Groonga 13.0.1をリリースしました!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

主な変更点は以下の通りです。

改良

  • ノーマライザー NormalizerNFKC* に新しいオプションを追加しました。

    以下のオプションを追加しました。これらのオプションはすべての NormalizerNFKC で使えます。 これらのオプションの詳細は、 NormalizerNFKC150 を参照してください。

    • unify_kana_prolonged_sound_mark
    • unify_kana_hyphen
    • unify_katakana_trailing_o
  • MessagePack v6.0.0 をサポートしました。

    今まで、Groongaは configure または cmake 実行時にMessagePack v6.0.0以降のMessagePackを検出できませんでした。 このリリースから、MessagePackがv6.0.0以降であっても検出できるようになります。

修正

  • highlight_html loose_symbol=true の時にハイライト位置がずれることがある問題を修正しました。

  • Normalizers NormalizerNFKC が不正な正規化をする問題を修正しました。

    この問題は、 unify_kana_caseunify_katakana_v_sounds を同時に使う場合に発生します。

    例えば、 unify_kana_caseunify_katakana_v_sounds を同時に使うとき、 ヴァバア にノーマライズされていました。しかし ヴァ と正規化されるべきです。

    これは、 unify_kana_caseヴァヴア と正規化され、その後、 unify_katakana_v_sounds によって ヴアバア と正規化されていたことが原因です。 unify_katakana_v_soundsunify_kana_case より前に適用されるように修正しました。

    以下は以前のバージョンでの問題の発生例です。

    normalize \
    'NormalizerNFKC150("unify_katakana_v_sounds", true, \
                      "unify_kana_case", true)' \
    "ヴァーチャル"
    #[
    #  [
    #    0,
    #    1678097412.913053,
    #    0.00019073486328125
    #  ],
    #  {
    #    "normalized":"ブアーチヤル",
    #    "types":[],
    #    "checks":[]
    #  }
    

    このバージョンから、 ヴァーチャルバーチヤル にノーマライズされます。

既知の問題

  • 現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。

  • *<*> は、filter条件の右辺に query() を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、 *<*>&& として機能します。

    'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'

  • GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。

さいごに

詳細については、以下のお知らせ、リリース自慢会も参照してください。

お知らせ 13.0.1リリース

リリース自慢会

リリース自慢会は、リリースノートを見ながら、Groongaの新機能・バグ修正を開発者が自慢する会です。

毎月リリースされている最新バージョンについて、開発者的に「これ!」という機能や、「ここをがんばった!」ということを紹介しています。 Liveチャットでコメントも受け付けていますので、気になっていることを質問したり、気になっていたあの機能について聞いたりすることも可能です。

それでは、Groongaでガンガン検索してください!