今日は肉の日ですね。
groonga 3.0.7リリース
groonga 3.0.7 をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
これまでも、groonga.orgにて 利用事例 を紹介してきましたが、それとは別に、 gihyo.jp にてgroonga関連の記事の連載を 隔週連載groonga としてはじめました。
まだgroongaを知らない人にもWebの連載記事を通じて知ってもらいたいというのが動機です。現在第9回まで公開しています。先月は第7回までだったので記事が二本新たに追加されました。
- 第8回 CentOS6でのRPMパッケージを用いた MySQL 5.6 & mroonga & PHP 5.4 環境の作り方
- 第9回 mroongaを広く使ってもらうために大事なこと - mroongaのパッケージング動向の紹介
第一回から第七回までの過去記事については 隔週連載groonga のページを参照してください。
APIドキュメント化しました
長い間懸案であったgroongaのAPIのドキュメント化作業について、どなたか協力していただけませんか、という エントリ を以前書きました。
具体的な手順をお知らせすることで、これだったらできるかもと思ってもらえたらいいなということだったのですが、結果として whombxさんがたくさんAPIドキュメント化作業のための pull requestを送ってくれました。
今月のリリースではその成果を反映しています。こうしてAPIドキュメントの作業を一段落させることができたのは、whombxさんの多大な貢献のおかげです。
ひとまず一段落しましたが、APIドキュメントの内容面での充実は今後も継続していきます。
groonga-httpdへ実験的なディレクティブを追加しました
より高機能なHTTPサーバーを提供するものとして、nginxをベースとしたgroonga-httpdを用意しています。
今回のリリースでは、このgroonga-httpdに指定できるディレクティブを追加しました。追加したディレクティブは次のとおりです。
- groonga_log_path
- groonga_log_level
それぞれ、ログの保存場所とログレベルを指定できるようにするディレクティブです。これまではデフォルトの値に固定されていました。
groonga_log_pathにはログの保存先のパスを指定しますが、ログを無効にすることもできます。その場合には offを指定します。
例えば、以下のようにディレクティブを書くことで無効にできます。
location /d/ {
groonga_log_path off;
}
groonga_log_pathの詳細は ドキュメント を参照してください。
一方のログレベルに指定できるのは次の通りです。上から順に緊急性が高いメッセージで、デフォルトではnoticeが指定されたものとして扱われます。
- emergency
- alert
- critical
- error
- warning
- notice
- debug
- dump
- none
また、ログレベルでログを無効にすることもできます。その場合には、groonga_log_levelにnoneを指定します。
groonga_log_levelの詳細は ドキュメント を参照してください。
また、ログ以外にもクエリキャッシュの最大件数を設定するために次のディレクティブをサポートしました。
- groonga_cache_limit
設定した値はすべてのワーカーに適用されます。次の例はクエリキャッシュを1000件に設定します。
http {
groonga_cache_limit 1000;
...
}
ワーカーごとに別の値を設定したい場合には複数のgroonga-httpd.confを使いわける必要があります。
さいごに
3.0.6からの詳細な変更点は 3.0.7リリース 2013/08/29 を確認してください。
それでは、groongaでガンガン検索してください!