BloGroonga

2018-01-29

Groonga 7.1.1リリース

今日は肉の日ですね!

Groonga 7.1.1をリリースしました!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

主な変更点は以下の通りです。

  • Quorum matchをサポートしました。filterquery両方で使えます。

  • filter で類似度のしきい値を指定できるよう改良しました。

  • grndb recover--force-lock-clearオプションを追加しました。

  • サロゲートペアをload できるように改良しました。

  • expireの実施回数を減らす環境変数GRN_II_REDUCE_EXPIRE_ENABLEを追加しました。

  • logical_range_filterpost_flterオプションを追加しました。

Quorum matchをサポートしました。filterquery両方で使えます

Quorum matchは、曖昧検索をする際に使用します。設定したしきい値を超える数のトークンが存在するレコードにマッチします。 例えば、"I have a pen"が"I"、"have"、"a"、"pen"の4つのトークンに分割されるとすると、これらのトークンのうちいずれか3つ以上のトークンを持つレコードが マッチします。

以下のように使用します。

--filter column *Q${THRESHOLD} "I have a pen"

--query *Q${THRESHOLD}"I have a pen"

filter で類似度のしきい値を指定できるよう改良しました

以下のように類似度のしきい値をカスタマイズして、類似文章検索が出来るようになります。 類似文章検索は、以下の例で言うと、"document"と似たようなレコードを検索する機能です。

--filter column *S${SIMILARITY_THRESHOLD} "document"

grndb recover--force-lock-clearオプションを追加しました

通常テーブルにロックが残留していた場合は安全に復旧できないため、自動復旧できませんが、このオプションを使用することでテーブルにロックが残留していても、grndb recoverを実行することができます。 強制的に復旧するので、安全に復旧することはできません。 おいおい問題が発生したとしても、すぐにデータベースを操作したい場合に使うことを想定しています。

以下のように使用します。

 % grndb recover --force-lock-clear DB_PATH

サロゲートペアをloadできるように改良しました

loadコマンドで入力するJSON内にサロゲートペアの文字を使用できます。 以下のように4byteのUnicode文字列を "\uD83C\uDF7A" の形式で扱えるようになります。

たとえば 🍺 (0xF0 0x9F 0x8D 0xBA) を \uD83C\uDF7A と記述できます。

expireの実施回数を減らす環境変数GRN_II_REDUCE_EXPIRE_ENABLEを追加しました

GRN_II_REDUCE_EXPIRE_ENABLE=no は無効になり、GRN_II_REDUCE_EXPIRE_ENABLE はデフォルトで有効になります。

logical_range_filterpost_flterオプションを追加しました。

filtered ステージで生成されるカラムに対して、さらにfilterを実行できます。

さいごに

7.1.0からの詳細な変更点は7.1.1リリース 2018-01-29を確認してください。

それでは、Groongaでガンガン検索してください!