BloGroonga

2015-03-11

第7回フクオカRuby大賞で特別賞を受賞

福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議と福岡県が主催している「Rubyの特徴を活かして開発したシステムや新しいビジネスモデル、普及に関する取組」を評価して賞を与える第7回フクオカRuby大賞というイベントがありました。Groongaはクエリーオプティマイザーやプラグイン開発API用にmrubyを組み込めるようになっているので、Groongaにmrubyを組み込んだ事例を「Rubyの特徴を活かして開発したシステム」として応募していました。

先日、第7回フクオカRuby大賞の結果が発表されました。このGroongaの取り組みは特別賞を受賞しました。ありがとうございます。

第7回フクオカRuby大賞の特別賞の賞状

応募に使った資料はGitHub上にあるので、来年度以降のフクオカRuby大賞に応募したい人は参考に使えるかもしれません。)

さて、そんなGroongaのmruby組み込みですが、近いうちにデフォルトで有効にする予定です。(現在はデフォルト無効で、ビルド時に明示的に有効にしなければいけません。)

理由は、mruby化によるパフォーマンス低下が軽微であること(Cで書いたコードよりmrubyで書いたコードの方が遅くなります)、mruby実装のクエリーオプティマイザーのみに実装している最適化が効くケースではパフォーマンスが向上すること、開発者が普段から使っていて安定してきたと感じること、あたりです。もちろん、テストしてくれる人が増えるほど問題が見つかりやすくなるので、Groongaの開発に協力してくれる方は、mruby組み込み版のGroongaを試して結果(問題がなくても教えて欲しいです!)を教えてくれると助かります。

なお、すでにCMakeビルド時にもmruby組み込みビルドできるようになっており、configureを使ってビルドするシステムはもちろん、Windows用Mroonga(CMakeとVisual Studioでビルドする)でもmrubyを組み込めるようになっています。

mrubyでプラグインを書く仕組みもできています。mrubyで全文検索エンジンを拡張したい方はGroongaを試してみてください。