PostgreSQL用高速日本語全文検索モジュールPGroonga(ぴーじーるんが) 3.0.1リリース
PostgreSQLで高速日本語全文検索をできるようにするPGroongaの3.0.1をリリースしました!
ハイライト
今回のリリースの主な変更点は下記の通りです。
改良
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新しい関数
pgroonga_wal_status()
を追加しました。PGroongaのWALの適用状況を表示します。PGroongaのWALの最大サイズは、
pgroonga.max_wal_size
の値で制限されます。 PGroongaのWALが適用される前に、pgroonga.max_wal_size
を超えるサイズの更新を行った場合は、未適用のPGroongaのWALが失われる可能性があります。 PGroongaのWALは、pgroonga.max_wal_size
で設定した値を超えると先頭からデータを上書きしていくためです。この関数を使用すると、PGroongaのWALの適用状況がわかります。そのため、この関数を使用してWALの適用状況を監視することで、未適用のPGroongaのWALが消失するのを防ぐことができます。
修正
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REINDEX INDEX ... CONCURRENTLY
を実行中にINSERT
やUPDATE
を実行するとデッドロックが発生し、REINDEX INDEX ... CONCURRENTLY
が失敗する問題を修正しました。 -
REINDEX
やVACUUM
を繰り返すと、PGroongaが誤った結果を返したりINSERT
が失敗することがある問題を修正しました。
アップグレード方法
2.0.0以降を使っている場合はアップグレードの「互換性がある場合」用の手順でアップグレードしてください。
1.Y.Zを使っている場合はアップグレードの「非互換の場合」用の手順でアップグレードしてください。
サポートサービス
PGroongaのサポートサービスを提供しています。インデックスや検索の設計方法に関するコンサルティングやトラブル時の調査、パフォーマンス改善・新機能追加などの技術支援など、PGroongaに関わるサポートが必要な場合はご相談ください。
まとめ
PostgreSQLで高速に日本語全文検索をしたいという方はPGroongaを使ってガンガン検索してください!