Groonga 8.0.4リリース
肉の日ですね。Groonga 8.0.4をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
- [column_create]
column_create
時のバリデーションを追加 - [vector_find]
vector_find
関数を追加
column_create
時のバリデーションを追加
column_create
コマンドで全文検索インデックスを作成する際、カラムの型とフラグの組み合わせによっては有用な動作をしないため、それらの組み合わせを指定ミスとみなしてバリデーションエラーとするようにしました。
以下のケースがバリデーションエラーになります。
- ベクターカラムの全文検索インデックスに
WITH_SECTION
フラグが指定されていないケース- ただし、
WITH_SECTION
フラグが指定されていなくても、WITH_POSITION
フラグが指定されていてトークナイザーにTokenDelmitが使われている場合はエラーにならず許容します。これはタグ検索に有用な使い方だからです。 - 参考:
- 7.3.11. column_create — Groonga v8.0.4ドキュメント(7.3.11.4.1.3. flags)
- 7.8. トークナイザー — Groonga v8.0.4ドキュメント(7.8.3.11. TokenDelmit)
- ただし、
- ベクターカラムの全文検索インデックスに複数のカラムが指定されてマルチカラムインデックスになっているケース
- 片方のカラムの更新時に、もう片方のカラムのインデックスが予期せず消えてしまうためです。この問題が解決されれば、このバリデーションは解除するかもしれません。
- 詳細: groonga/groonga@08e2456 (英語)
vector_find
関数を追加
vector_find
関数を追加しました。この関数を使うと、ベクターカラムから指定した条件にマッチする要素を取り出すことができます。詳細はドキュメントをご覧ください。
7.15.29. vector_find — Groonga v8.0.4ドキュメント
今後のDebian jessie対応状況について
Updated Debian 8: 8.11 releasedにて既報の通り、Debian jessieの最後のポイントリリースがアナウンスされました。 そのため、GroongaのDebian jessie向けのパッケージの提供もそれにあわせて今回で終了します。来月からは、Debian向けにはstretchのみを対象としたパッケージの提供を行います。
Debian jessieでGroongaをお使いの方は、stretchへのアップグレードをおすすめします。
さいごに
8.0.3からの詳細な変更点は8.0.4リリース 2018-06-29を確認してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!