groonga 1.2.9リリース
今日は今年最後の肉の日ですね。
groonga 1.2.9 がリリースされました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
今回、 groongaの特長をまとめたページ をより実情にあわせたものに更新しました。もうgroongaを使っている方でも知らないことがあると思うので、ぜひ確認してみてください!
MessagePack対応開始
groongaはこれまでJSON/XML/TSVで検索結果を返すことができましたが、今回からMessagePackでも返すことができるようになりました。(ただし、主要なコマンドだけ。まだMessagePackで返せないコマンドもある。)
JSONではデータ量が多い・パースに時間がかかるという場合はMessagePack出力を試してみてください。HTTPで使っている場合は以下のように「.msgpack」という拡張子をつけるとMessagePack形式で返ってきます。
http://localhost:10041/d/select.msgpack?...
コマンドラインやgqtpで使っている場合は以下のように「–output_type msgpack」を指定してください。
select --output_type msgpack ...
管理画面にスループットグラフを追加
HTTPサーバーとしてgroongaを起動すると「http://localhost:10041/」で管理画面がでてきますが、このページに、そのgroongaサーバーのスループットをリアルタイムで描画するグラフを追加しました。動画の方がよさそうな気がしますが、スクリーンショットです。こんな感じになります。
HTTPで利用していて「今この瞬間のスループット」を知りたいときは便利じゃないかと思います。ただ、データは蓄積していないので「ここ1週間のスループット」などは見れません。そういうものに関しては、別のサービス管理ツールや統計情報を視覚化するツールを利用してください。
なお、今回のリリースからMunin用のスループット生成プラグイン(groonga_throughput)も付属しています。これを使うとHTTPサーバーとして使っている場合でもgqtpサーバーとして使っている場合でもグラフを作成できます。
レコードの一括削除に対応
これまでのdeleteコマンドはIDまたはキー指定で1つずつレコードを削除することしかできませんでしたが、今回から条件にマッチしたレコードをまとめて削除できるようになりました。selectコマンドの–filterオプションがそのまま使えるので、これで条件を指定して削除してください。以下はusersテーブルの中からdeletedカラムの値がtrueのレコードを全て削除する例です。
delete users --filter 'deleted == true'
変更点
1.2.8からの変更点: 1.2.9リリース - 2011/12/29
さいごに
それでは、よいお年をお迎えください!