BloGroonga

2016-07-29

Groonga 6.0.7リリース

Groonga 6.0.7をリリースしました!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

主な変更点は以下の通りです。

  • dumpコマンドの出力順が変わりました
  • object_listコマンドが追加されました
  • Ubuntu 15.10 (Wily werewolf)のサポートをやめました

dumpコマンド出力順が変わりました

今回のリリースでは、dumpコマンドに非互換な変更が入りました。

従来のdumpコマンドでは、ダンプ内容はID順に出力していました。しかし、それだと何度かスキーマを変更していたりすると、IDが変ってしまいます。 そのため、dumpをとる時点のデータベースに保存されている内容が同じでも、dumpした内容の出力順が異なることがありました。 これは同じ内容の複数のデータベース間の差分をとるときなどに、余計な差分が発生してしまい、あまり嬉しくありません。

そこで、従来のID順から、名前順に出力するようにしました。これは非互換な変更ですが、利便性の向上のためそうしています。

object_listコマンドが追加されました

今回のリリースでは、object_listコマンドを追加しました。

object_listコマンドはデータベースに含まれるオブジェクトの情報を出力します。ここでいうオブジェクトとは、データベースに含まれているメタ情報のことです。類似のコマンドとしてschemaコマンドがありますが、それとの違いは実際にオブジェクトをオープンしないということです。そのため、schemaコマンドほど詳細な情報を得られませんが、データベースに多数のテーブルやカラムがあってもリソースを使わない"軽い"コマンドだという違いがあります。

通常はschemaコマンドで十分な情報が得られます。そのため、object_listは障害発生時などに有用です。

これは、object_listの場合、オブジェクトのIDやファイルのパス、オブジェクトがオープンされているかどうかについても出力するようになっているからです。

データベースが壊れてしまったかも?といった問題の解析が必要になったら使ってみてください。

Ubuntu 15.10 (Wily werewolf)のサポートをやめました

今回のリリースから、Ubuntu 15.10のサポートをはずしました。2016年7月28日でサポートが切れた(EOLになった)ためです。 Ubuntu 16.04向けのパッケージはPPAにて提供しているので、まずは16.04への移行をおすすめします。

お知らせ

また、今日は以下のイベントが予定されています。

興味があればぜひご参加ください!

さいごに

6.0.5からの詳細な変更点は6.0.7リリース 2016-07-29を確認してください。

それでは、Groongaでガンガン検索してください!