BloGroonga

2022-06-06

Groonga 12.0.4リリース

Groonga 12.0.4をリリースしました!

それぞれの環境毎のインストール方法: インストール

変更内容

主な変更点は以下の通りです。

改良

  • Ubuntu Ubuntu 22.04 (Jammy Jellyfish)をサポートしました。

  • groonga-benchmark の提供をやめました。

    誰も使用しておらず、メンテナンスもできないためです。

  • status 新しい項目 memory_map_size を追加しました。

    status コマンドを使うことで、Groongaのメモリーマップサイズの合計を取得できます。

    status
    [
      [
        0,
        1654237168.304533,
        0.0001480579376220703
      ],
      {
        (omitted)
        "memory_map_size": 70098944
      }
    ]
    

    例えば、Windowsでは、Mroogaが物理メモリーとスワップ領域を使い果たした場合、それ以上メモリーをマップすることができません。そのため、この値を監視することで、メモリーが十分でない環境でもメモリーマップサイズを適切にコントロールできます。

修正

  • 検索実行中に request_cancel を実行した時Groongaの応答が遅くなることがある問題を修正しました。

    特に、検索対象のレコード数が多い時に、Groongaの応答がとても遅くなることがあります。

  • 文字列リストをint32のベクターにキャストできない問題を修正しました。

    例えば、以下のキャストは失敗していました。

    • ["10", "100"] -> [10, 100]

    この問題は、 load の引数として、 input_typeapache-arrow を指定したときのみ発生します。 この問題は、Groonga 12.0.2以降で発生します。

  • GroongaのMuninプラグインがAlmaLinux 8 とCentOS 7上で動作しない問題を修正しました。

既知の問題

  • 現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。

  • *<*> は、filter条件の右辺に query() を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、 *<*>&& として機能します。

    'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'
    
  • GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。

さいごに

詳細については、以下のお知らせも参照してください。

お知らせ 12.0.4リリース

それでは、Groongaでガンガン検索してください!