Groonga 12.0.4リリース
Groonga 12.0.4をリリースしました!
それぞれの環境毎のインストール方法: インストール
変更内容
主な変更点は以下の通りです。
改良
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Ubuntu Ubuntu 22.04 (Jammy Jellyfish)をサポートしました。
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groonga-benchmark
の提供をやめました。誰も使用しておらず、メンテナンスもできないためです。
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status 新しい項目
memory_map_size
を追加しました。status
コマンドを使うことで、Groongaのメモリーマップサイズの合計を取得できます。status [ [ 0, 1654237168.304533, 0.0001480579376220703 ], { (omitted) "memory_map_size": 70098944 } ]
例えば、Windowsでは、Mroogaが物理メモリーとスワップ領域を使い果たした場合、それ以上メモリーをマップすることができません。そのため、この値を監視することで、メモリーが十分でない環境でもメモリーマップサイズを適切にコントロールできます。
修正
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検索実行中に
request_cancel
を実行した時Groongaの応答が遅くなることがある問題を修正しました。特に、検索対象のレコード数が多い時に、Groongaの応答がとても遅くなることがあります。
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文字列リストをint32のベクターにキャストできない問題を修正しました。
例えば、以下のキャストは失敗していました。
- ["10", "100"] -> [10, 100]
この問題は、
load
の引数として、input_type
にapache-arrow
を指定したときのみ発生します。 この問題は、Groonga 12.0.2以降で発生します。 -
GroongaのMuninプラグインがAlmaLinux 8 とCentOS 7上で動作しない問題を修正しました。
既知の問題
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現在Groongaには、ベクターカラムに対してデータを大量に追加、削除、更新した際にデータが破損することがある問題があります。
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*<
と*>
は、filter条件の右辺にquery()
を使う時のみ有効です。もし、以下のように指定した場合、*<
と*>
は&&
として機能します。'content @ "Groonga" *< content @ "Mroonga"'
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GRN_II_CURSOR_SET_MIN_ENABLE
が原因でマッチするはずのレコードを返さないことがあります。
さいごに
詳細については、以下のお知らせも参照してください。
それでは、Groongaでガンガン検索してください!