7.3.55. ruby_eval#

7.3.55.1. 概要#

ruby_eval コマンドはRubyスクリプトを評価して評価結果を返します。

7.3.55.2. 構文#

このコマンドの引数は1つで必須です:

ruby_eval script

7.3.55.3. 使い方#

ruby_eval を使うと、mrubyがサポートしているスクリプトを実行できます。

Rubyスクリプトとして 1 + 2 という計算するだけの例です。

実行例:

plugin_register ruby/eval
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
ruby_eval "1 + 2"
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],{"value":3}]

ruby_eval コマンドを使うには事前に ruby/eval プラグインを登録します。

ruby_eval コマンドは実験的なプラグインです。このコマンドは将来的に変更されるかもしれません。

7.3.55.4. 引数#

このセクションではすべての引数について説明します。

7.3.55.4.1. script#

評価したいrubyスクリプトを指定します。

7.3.55.5. 戻り値#

ruby_eval は例外情報などのメタデータつきで評価結果を返します(メタデータはまだ実装されていないので今のところ含まれません):

[HEADER, {"value": EVALUATED_VALUE}]

HEADER

HEADER については 出力形式 を参照してください。

EVALUATED_VALUE

EVALUATED_VALUEruby_script を評価した値です。

今のところ、 ruby_eval は評価された値として数値だけサポートしています。サポートしている型は今後増えていく予定です。

7.3.55.6. 参考#