7.3.13. column_list#

7.3.13.1. 概要#

column_list コマンドはテーブルにあるカラムの一覧を返します。

7.3.13.2. 構文#

このコマンドの引数は1つで必須です:

column_list table

7.3.13.3. 使い方#

以下は column_list コマンドの簡単な使用例です。

実行例:

table_create Users TABLE_PAT_KEY ShortText
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Users age COLUMN_SCALAR UInt8
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Users tags COLUMN_VECTOR ShortText
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_list Users
# [
#   [
#     0,
#     1337566253.89858,
#     0.000355720520019531
#   ],
#   [
#     [
#       [
#         "id",
#         "UInt32"
#       ],
#       [
#         "name",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "path",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "type",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "flags",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "domain",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "range",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "source",
#         "ShortText"
#       ],
#       [
#         "generator",
#         "ShortText"
#       ]
#     ],
#     [
#       256,
#       "_key",
#       "",
#       "",
#       "COLUMN_SCALAR",
#       "Users",
#       "ShortText",
#       [
#
#       ],
#       ""
#     ],
#     [
#       257,
#       "age",
#       "${DB_PATH}.0000101",
#       "fix",
#       "COLUMN_SCALAR|PERSISTENT",
#       "Users",
#       "UInt8",
#       [
#
#       ],
#       ""
#     ],
#     [
#       258,
#       "tags",
#       "${DB_PATH}.0000102",
#       "var",
#       "COLUMN_VECTOR|PERSISTENT",
#       "Users",
#       "ShortText",
#       [
#
#       ],
#       ""
#     ]
#   ]
# ]

7.3.13.4. 引数#

このセクションでは column_list の引数について説明します。

7.3.13.4.1. 必須引数#

すべての引数は必須です。

7.3.13.4.1.1. table#

カラムの一覧を取得するテーブルの名前を指定します。

7.3.13.5. 戻り値#

column_list はテーブルのカラム一覧を返します。:

[
  HEADER,
  [
    COLUMN_LIST_HEADER,
    COLUMN_INFORMATION1,
    COLUMN_INFORMATION2,
    ...
  ]
]

7.3.13.5.2. COLUMN_LIST_HEADER#

COLUMN_LIST_HEADER は各 COLUMN_INFORMATION の内容を説明します。

COLUMN_LIST_HEADER は次の形式を使います。

[
  ["id",     "UInt32"],
  ["name",   "ShortText"],
  ["path",   "ShortText"],
  ["type",   "ShortText"],
  ["flags",  "ShortText"],
  ["domain", "ShortText"],
  ["range",  "ShortText"],
  ["source", "ShortText"]
  ["generator", "ShortText"]
]

以下のことを意味します。

このフィールドはカラムの情報のメタデータを提供します。したがって、このフィールドは人ではなくプログラムに有用です。

7.3.13.5.3. COLUMN_INFORMATION#

COLUMN_INFORMATION は次の形式を使います。:

[
  ID,
  NAME,
  PATH,
  TYPE,
  FLAGS,
  DOMAIN,
  RANGE,
  SOURCES,
  GENERATOR
]

7.3.13.5.3.1. ID#

このカラムのGroongaデータベース内でのIDです。通常、それを気にする必要はありません。

7.3.13.5.3.2. NAME#

カラム名。

7.3.13.5.3.3. PATH#

カラムのデータを保存しているパス。

7.3.13.5.3.4. TYPE#

カラムの型。次のうちのどれかです。

説明

fix

このカラムは、固定長カラムです。固定長型のスカラーカラムは、固定長カラムです。

var

このカラムは、可変長カラムです。ベクターカラムまたは可変長型のスカラーカラムは、可変長カラムです。

index

このカラムはインデックスカラムです。

7.3.13.5.3.5. FLAGS#

カラムのフラグです。各フラグは、COLUMN_VECTOR|WITH_WEIGHT のように | で分けられています。 FLAGS は、COLUMN_SCALAR , COLUMN_VECTOR , COLUMN_INDEX のいずれか1つを含まなければいけません。他のフラグは省略可能です。

有効なフラグは以下の通りです。

フラグ

説明

COLUMN_SCALAR

このカラムはスカラーカラムです。

COLUMN_VECTOR

このカラムはベクターカラムです。

COLUMN_INDEX

このカラムはインデックスカラムです。

WITH_WEIGHT

このカラムは、重みを持つことができます。 COLUMN_VECTORCOLUMN_INDEX は重みを持てます。 COLUMN_SCALAR は、重みを持ちません。

WITH_SECTION

このカラムはセクション(段落)情報を持つことができます。 COLUMN_INDEX はセクション(段落)情報を持てます。 COLUMN_SCALARCOLUMN_VECTOR はセクション(段落)情報を持ちません。

マルチカラムインデックスはこのフラグを持ちます。

WITH_POSITION

このカラムは出現位置情報を持つことができます。 COLUMN_INDEX は出現位置情報を持てます。 COLUMN_SCALARCOLUMN_VECTOR は出現位置情報を持ちません。

全文検索インデックスはこのフラグを持つべきです。

PERSISTENT

このカラムは永続カラムです。それは 擬似カラム ではないことを意味します。

7.3.13.5.3.6. DOMAIN#

カラムを持っているテーブルの名前です。

7.3.13.5.3.7. RANGE#

カラムの型名です。型名かテーブル名です。

7.3.13.5.3.8. SOURCES#

インデックスカラムまたは自動生成カラムがソースとして使うカラム名の配列です。

インデックスカラムがマルチカラムインデックスの場合、この配列には2つ以上のソースカラム名が入っています。

7.3.13.5.3.9. GENERATOR#

Added in version 14.1.0.

スクリプト構文 の生成式です。

このカラムが 生成カラム でないときだけ、1文字以上の文字列になります。それ以外の場合は空文字列になります。

7.3.13.6. 参考#