7.3.29. lock_release#

7.3.29.1. 概要#

Added in version 5.1.2.

lock_release コマンドは対象オブジェクトのロックを解放します。対象オブジェクトはデータベース、テーブル、カラムのどれかです。

注釈

これは危険なコマンドです。 lock_acquire で獲得したロックだけを解放してください。もし、 lock_acquire せずにロックを解放すると、データベースが壊れる可能性があります。

7.3.29.2. 構文#

このコマンドの引数は1つで省略できます:

lock_release [target_name=null]

target_name パラメーターを省略した場合は対象オブジェクトはデータベースになります。

7.3.29.3. 使い方#

以下はデータベースのロックを解放する例です。

実行例:

lock_acquire
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
lock_release
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]

以下は Entries テーブルのロックを解放する例です。

実行例:

table_create Entries TABLE_NO_KEY
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
lock_acquire Entries
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
lock_release Entries
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]

以下は Sites.title カラムのロックを解放する例です。

実行例:

table_create Sites TABLE_HASH_KEY ShortText
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
column_create Sites title COLUMN_SCALAR ShortText
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
lock_acquire Sites.title
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]
lock_release Sites.title
# [[0,1337566253.89858,0.000355720520019531],true]

7.3.29.4. 引数#

このセクションではすべての引数について説明します。

7.3.29.4.1. target_name#

テーブル名またはカラム名を指定します。

指定しなかったら対象オブジェクトはデータベースになります。

デフォルト値はありません。これは対象オブジェクトはデータベースになるということです。

7.3.29.5. 戻り値#

lock_release コマンドはロックを開放できたかどうかを返します。:

[HEADER, SUCCEEDED_OR_NOT]

7.3.29.5.2. SUCCEEDED_OR_NOT#

コマンドの実行が成功するとtrueを返します。失敗するとエラーとしてfalseを返します。

7.3.29.6. 参考#