7.25.23. grn_table_cursor#

7.25.23.1. Summary#

TODO…

7.25.23.2. Example#

TODO…

7.25.23.3. Reference#

type grn_table_cursor#

TODO…

grn_table_cursor *grn_table_cursor_open(grn_ctx *ctx, grn_obj *table, const void *min, unsigned int min_size, const void *max, unsigned int max_size, int offset, int limit, int flags)#

tableに登録されているレコードを順番に取り出すためのカーソルを生成して返します。

Parameters:
  • table – 対象tableを指定します。

  • min – keyの下限を指定します。(NULLは下限なしと見なします。) GRN_CURSOR_PREFIX については後述。

  • min_size – minのsizeを指定します。GRN_CURSOR_PREFIX については後述。

  • max – keyの上限を指定します。(NULLは上限なしと見なします。) GRN_CURSOR_PREFIX については後述。

  • max_size – maxのsizeを指定します。GRN_CURSOR_PREFIX については無視される場合があります。

  • flags

    GRN_CURSOR_ASCENDING を指定すると昇順にレコードを取り出します。

    GRN_CURSOR_DESCENDING を指定すると降順にレコードを取り出します。(下記 GRN_CURSOR_PREFIX を指定し、keyが近いレコードを取得する場合、もしくは、common prefix searchを行う場合には、GRN_CURSOR_ASCENDING / GRN_CURSOR_DESCENDING は無視されます。)

    GRN_CURSOR_GT を指定するとminに一致したkeyをcursorの範囲に含みません。(minがNULLの場合もしくは、下記 GRN_CURSOR_PREFIX を指定し、keyが近いレコードを取得する場合、もしくは、common prefix searchを行う場合には、GRN_CURSOR_GT は無視されます。)

    GRN_CURSOR_LT を指定するとmaxに一致したkeyをcursorの範囲に含みません。(maxがNULLの場合もしくは、下記 GRN_CURSOR_PREFIX を指定した場合には、GRN_CURSOR_LT は無視されます。)

    GRN_CURSOR_BY_ID を指定するとID順にレコードを取り出します。(下記 GRN_CURSOR_PREFIX を指定した場合には、GRN_CURSOR_BY_ID は無視されます。) GRN_OBJ_TABLE_PAT_KEY を指定したtableについては、GRN_CURSOR_BY_KEY を指定するとkey順にレコードを取り出します。( GRN_OBJ_TABLE_HASH_KEY , GRN_OBJ_TABLE_NO_KEY を指定したテーブルでは GRN_CURSOR_BY_KEY は無視されます。)

    GRN_CURSOR_PREFIX を指定すると、 GRN_OBJ_TABLE_PAT_KEY を指定したテーブルに関する下記のレコードを取り出すカーソルが作成されます。maxがNULLの場合には、keyがminと前方一致するレコードを取り出します。max_sizeパラメータは無視されます。

    maxとmax_sizeが指定され、かつ、テーブルのkeyがShortText型である場合、maxとcommon prefix searchを行い、common prefixがmin_sizeバイト以上のレコードを取り出します。minは無視されます。

    maxとmax_sizeが指定され、かつ、テーブルのkeyが固定長型の場合、maxとPAT木上で近い位置にあるノードから順番にレコードを取り出します。ただし、keyのパトリシア木で、min_sizeバイト未満のビットに対するノードで、maxと異なった方向にあるノードに対応するレコードについては取り出しません。PAT木上で位置が近いこととkeyの値が近いことは同一ではありません。この場合、maxで与えられるポインタが指す値は、対象テーブルのkeyサイズと同じか超える幅である必要があります。minは無視されます。

    GRN_CURSOR_BY_ID / GRN_CURSOR_BY_KEY / GRN_CURSOR_PREFIX の3フラグは、同時に指定することができません。

    GRN_OBJ_TABLE_PAT_KEY を指定して作ったテーブルで、GRN_CURSOR_PREFIXGRN_CURSOR_RK を指定すると、半角小文字のアルファベット文字列から、それを旧JIS X 4063:2000規格に従って全角カタカナに変換した文字列に前方一致する値をkeyとするレコードを取り出します。GRN_ENC_UTF8 のみをサポートしています。GRN_CURSOR_ASCENDING / GRN_CURSOR_DESCENDING は無効であり、レコードをkey値の昇降順で取り出すことはできません。

  • offset

    該当する範囲のレコードのうち、(0ベースで)offset番目からレコードを取り出します。

    GRN_CURSOR_PREFIX を指定したときは負の数を指定することはできません。

  • limit

    該当する範囲のレコードのうち、limit件のみを取り出します。-1が指定された場合は、全件が指定されたものとみなします。

    GRN_CURSOR_PREFIX を指定したときは-1より小さい負の数を指定することはできません。

grn_rc grn_table_cursor_close(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc)#

grn_table_cursor_open() で生成したcursorを解放します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

grn_id grn_table_cursor_next(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc)#

cursorのカレントレコードを一件進めてそのIDを返します。cursorの対象範囲の末尾に達すると GRN_ID_NIL を返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

int grn_table_cursor_get_key(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc, void **key)#

cursorのカレントレコードのkeyをkeyパラメータにセットし、その長さを返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

  • key – カレントレコードのkeyへのポインタがセットされます。

int grn_table_cursor_get_value(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc, void **value)#

cursorパラメータのカレントレコードのvalueをvalueパラメータにセットし、その長さを返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

  • value – カレントレコードのvalueへのポインタがセットされます。

grn_rc grn_table_cursor_set_value(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc, const void *value, int flags)#

cursorのカレントレコードのvalueを引数の内容に置き換えます。cursorのカレントレコードが存在しない場合は GRN_INVALID_ARGUMENT を返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

  • value – 新しいvalueの値を指定します。

  • flagsgrn_obj_set_value() のflagsと同様の値を指定できます。

grn_rc grn_table_cursor_delete(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc)#

cursorのカレントレコードを削除します。cursorのカレントレコードが存在しない場合は GRN_INVALID_ARGUMENT を返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。

grn_obj *grn_table_cursor_table(grn_ctx *ctx, grn_table_cursor *tc)#

cursorが属するtableを返します。

Parameters:
  • tc – 対象cursorを指定します。