インストール方法
Sennaライブラリのインストール方法について解説します。
Sennaはライブラリのため、単体ではご利用になれません。 Sennaのインストール後、バインディング一覧のページから利用したいバインディングをインストールしてください。
何をインストールすればいいの?
分かち書きインデックス(通常) | N-gramインデックス | 英語文書 | |
インストールするもの | MeCab/Senna | Senna | Senna |
N-gramインデックス、または英語文書のみ用いる場合には、 Sennaのconfigureの際、以下のように--without-mecabオプションを設定してください。
./configure --prefix=/usr --without-mecab
インストールの流れ
- MeCab 0.81以降のインストール
- Sennaのインストール
Unix系OSとWindowsについてそれぞれ解説します。
Unix系
注: コンパイル環境および動作を確認した環境 ディストリビューション : Debian/sarge
1) MeCabのインストール
MeCabは0.81以上のバージョンに対応しています。 下記よりソースコードをダウンロードするか、 各種パッケージを用いてインストールください。
http://mecab.sourceforge.jp/#download
インデックス対象の文書の文字コードがEUCでない場合
MeCabは、デフォルトでEUCを使うように設定されます。
MeCab 0.81では、本体のconfigureを行う際に、
> ./configure --prefix=/usr --with-charset=utf8
というように文字コードを指定してください。
MeCab 0.90ではMeCab用の辞書のconfigureを行う際に、
> ./configure --prefix=/usr --with-charset=utf8
と指定するか、 mecab-dict-indexを用いて辞書を再構築してください。
> /usr/local/libexec/mecab/mecab-dict-index -c utf8
2) sennaのインストール
> svn co http://svn.razil.jp/senna/trunk senna > cd senna > ./configure --prefix=/usr > make > sudo make install
windows
注: 動作を確認した環境。 Microsoft Visual Studio 2005 WindowsXP Pro SP2
1) ソースファイルの取得
2) コンパイルに必要なもの
バージョン0.81以上のmecabのmecab.hとlibmecab.libが必要。
http://mecab.sourceforge.jp/#download
3) 動作に必要なもの
バージョン0.81以上のmecabのlibmecab.dllが必要。
windowsディレクトリ(c:\WINDOWS)のsystem32以下等にlibmecab.dllを置く。
4) sennaのビルド手順
- sennaのsenna\vcc\mecabフォルダにmecab.hとlibmecab.libをコピー。
- senna\vccフォルダのlibsenna.vcprojをVisualStdioで開く。
- 「ビルド」メニューから"libsennaのビルド"を実行。
- ビルドに成功するとDebugビルドではsenna\vcc\Debugフォルダに、Releaseビルドではsenna\vcc\Releaseフォルダに、ibsenna.libとlibsenna.dllが作成される。
- libsenna.dllをwindowsディレクトリ(c:\WINIDOWS)のsystem32以下に移動する。
5) sennaの関数を呼び出すwin32アプリケーションの作成
作成したlibsenna.libをインポートライブラリとして指定し、 sennaフォルダにあるsenna.hをインクルードする。