11.1. Travis CI#
このセクションでは Travis CI 上でGroongaを使う方法について説明します。Travis CIはオープンソースコミュニティ用の継続的インテグレーション(CI)サービスです。
オープンソースソフトウェアを開発しているならTravis CIを使えます。このセクションではGroonga関連の設定のみ説明します。Travis CI一般については Travis CI: Documentation を読んでください。
11.1.1. 設定#
Travis CIは64-bit版のUbuntu 14.04 LTS サーバ版を使っています。( Travis CI: About Travis CI Environment 参照。)Travis CIにGroongaをインストールするために、Groongaプロジェクトが提供しているUbuntu 14.04 LTS用のapt-lineを使えます。
.travis.yml
でビルド方法を変更することができます。( Travis CI: Conifugration your Travis CI build with .travis.yml 参照。) before_install
フックまたは install
フックを使います。もし、Travis CIがサポートしている言語(例えばRuby)を使ったソフトウェアの場合は before_install
を使います。そうでない場合は install
を使います。
以下の sudo
と before_install
の設定を .travis.yml
に加えます:
sudo: required
before_install:
- curl --silent --location https://raw.githubusercontent.com/groonga/groonga/HEAD/data/travis/setup.sh | sh
ここで使っているセットアップスクリプトの中で sudo
コマンドを使っているので、 sudo: required
の設定が必要になります。
before_install
フックではなく install
フックを使わなければいけない場合は、単に before_install:
を install:
に書き換えてください。
上記の設定でビルド中にGroongaを使えるようになります。
11.1.2. 例#
Travis CI上でGroongaを使っているオープンソースソフトウェアは以下の通りです
rroonga (Rubyバインディング)
nroonga (node.jsバインディング)
logaling-command (A glossary management command line tool)